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要旨
『古今和歌集』は日本文学史上初めての勅撰和歌集である。その歌風は優美で、歌論の手本となった序文とその勅撰性は、後世の和歌の創作・発展や勅撰集の編纂に大きな意味を持っている。作品中にたびたび登場する桜は、美の代表であるだけでなく、作品にも深い意味を与えている。第一章では『古今和歌集』とその中の桜の和歌作品の先行研究を紹介する。第二章では『古今和歌集』の桜の歌の種類と状態を分析する。第三章では、桜のイメージに反映された日本人の無常意識を「速く流れる時間」と「はかない世の中」の二つの側面から分析する。第四章では、そこに反映された日本人の美意識を「自然美への尊重と哀惜」、「落桜の美しさ」、「春を傷める」という三つの角度から分析する。最后に、桜のイメージに反映された日本の美意識や無常観をまとめ、その上で、和歌を具体的に分析して、和歌の中に秘められている美意識を明らかにします。和歌と日本人の心の関係を探っていく。
キーワード:「古今和歌集」;桜;無常意識;美意識
目 次
はじめに 1
一、『古今和歌集』について 1
1.1『古今和歌集』における桜の歌について 2
二、『古今和歌集』における桜の状態と種類について 2
三、桜から見た日本人の無常への意識 4
3.1時間がたつ速さ
3.2変わりやすい世の中 5
3.2.1桜のはかなさ
3.2.2人生のはかなさと無常
四、桜に存在する日本人の美意識 6
4.1自然美への尊重と惜しさ 7
4.2桜が落ちる美 7
4.3感傷的な春
終わりに 9
参考文献 11
謝辞 12 |

