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要 旨
本文は太宰治の代表作―『斜陽』を中心にして研究を進めたいと思う。作品の概況から着手し、小説中の人物や物語の進展を一応紹介する。そして、『斜陽』における主な人物かず子、直治の矛盾した心理について具体的に分析する。また、前の分析を基にして、各自の矛盾した心理に対して反応した認知の違いを比較する。最後は主人公の矛盾した心理と作者自分の関係、そして戦後の日本社会環境という角度から、人物の内心の矛盾が存在する客観的な原因を研究する。本文は『斜陽』における人物の矛盾した心理の研究を通じて、人物の描写は人物自身の運命だけではなく、作者と置かれた社会にもずいぶん関わる。そのほか、この研究を通して、太宰治の心の世界及びその作品の様式についていっそう分かるようになった。
キーワード :『斜陽』;太宰治;矛盾した心理;戦後日本
目 次
はじめに 1
一、作者及び作品の紹介 1
1.1太宰治について 2
1.2作品のあらすじ 2
二、人物の矛盾した心理について 3
2.1かず子の矛盾した心理 3
2.1.1庶民の生活に溶け込みたいかず子 3
2.1.2貴族らしい貴族性への憧れ 4
2.2直治の矛盾した心理 5
2.2.1貴族身分への葛藤 5
2.2.2母への愛情 5
2.3二人の矛盾した心理の比較 6
三、作者自身と戦後日本からの影響 7
3.1矛盾した心理と作者自身との関係 7
3.2矛盾した心理と戦後日本との関係 8
終わりに 9
参考文献 10
謝辞 11 |

