要旨:中国の早期アニメ映画は国の内外で好評である。1940年代前後に始まり、上海美術映画製作所より製作された『西遊記――鉄扇公主の巻』『大暴れ孫悟空』『西遊記――孫悟空対白骨婦人』の「西遊記シリーズ」など、その優れた中国のアニメ作品は、極めて影響力が強まっている。日本に輸出されて大ヒットするに伴って、日本のアニメに広く深い影響を及ぼしている。

本稿は早期アニメ「西遊記シリーズ」を中心に、中国アニメの日本アニメに与える影響を考察する。そして、いまと今後、両国のアニメ産業の発展と傾向を分析したい。まずは早期アニメ「西遊記シリーズ」についての紹介である。「西遊記シリーズ」は影響力の強まっている作品になるのは、裏でのスタッフと製作会社を無視するわけにはいかない。この部分は「西遊記シリーズ」の主な構成及びスタッフと製作会社を紹介する。次は日本のアニメに対する中国アニメの影響の考察である。この部分は日本初のアニメ及び与えた影響を述べる。次は中国アニメの変遷の分析である。この部分は主に中国アニメの現状及び相応の対策を分析する。最後にまとめとコメントをする。

キーワード　中日　アニメ　早期　西遊記　影響

目次

要旨

中文摘要

1　はじめに-1

2　早期アニメ「西遊記シリーズ」について-1

2.1早期アニメ「西遊記シリーズ」とは-1

2.2万氏兄弟と上海美術映画製作所-2

3　日本のアニメにおける中国アニメの影響-4

3.1日本初のアニメ-4

3.2アニメ製作に与えた影響-4

3.2.1漫画家の手塚治虫に与えた影響-4

3.2.2手塚治虫と万籟鳴-5

3.2.3持永只人の人形アニメーション-5

3.2.4女権主義アニメの宮崎駿への影響-6

4　中国アニメの今後の発展-7

4.1発展の意義-7

4.2発展の対策-8

5　終わりに-10

謝辞-11

参考文献-12