要旨:近年、日本でも中国でも、いじめ問題に関する凶悪事件などが多く報道され、子供たちの安全と未成年犯罪に社会からの関心が高まっている。今までの先行研究は学校・社会・家庭・個人・歴史・文化などの角度からいじめ問題を検討し、いじめ防止のために一定の助けを提供した。しかし、いじめ問題がまだ残っており、それらの研究は家庭要素の角度から日中のいじめ問題を共に議論しておらず、傍観者に関する検討もほとんどない。

本研究では、映像作品の『ミスミソウ』と『悲しみは逆流して河になる』を例にする。家庭要素が加害者、被害者と傍観者に与える影響を明らかにした。そして、家庭要素によるいじめ問題への対策も検討してみた。家庭教育の角度から両国の未来の小中学校のいじめ問題に指導経験を提供することに意義がある。

その結果、加害者にとっては、保護者の暴力、独裁と不協和が一部の成因であり、被害者にとっては、保護者の欠如と誤る教育方法、及び家庭環境の劣悪が一部の原因である。また、傍観者にとっては、保護者の思想観念と教育理念が一部の理由であると指摘した。そして、家庭要素によるいじめ問題への対策は教育方法の転換、思想観念の育成と家庭教育の立法であることも論じた。

キーワード:-日中;-いじめ問題;-家庭要素

目次

要旨

中文摘要

1.はじめに-1

1.1.本論の研究背景-1

1.2.先行研究と研究目的-1

2. 日中のいじめ現状-4

2.1.日本のいじめ現状-4

2.2.中国のいじめ現状-4

3.例とする映像作品の紹介-5

3.1.『ミスミソウ』 -5

3.1.1.あらすじ-5

3.1.2.人物像-5

3.2.『悲しみは逆流して河になる』-6

3.2.1.あらすじ-6

3.2.2.人物像-7

4.家庭要素の分析-8

4.1.加害者の家庭要素から-8

4.1.1.保護者の暴力-8

4.1.2.保護者の独裁-8

4.1.3.保護者の不協和-8

4.2.被害者の家庭要素から-9

4.2.1.保護者の欠如-9

4.2.2.保護者の誤る教育方法-9

4.2.3.家庭環境の劣悪-9

4.3.傍観者の家庭要素から-10

4.3.1.保護者の思想観念-10

4.3.2.保護者の教育理念-10

5.家庭要素によるいじめ問題への対策-11

5.1.教育方法の転換-11

5.2.思想観念の育成-11

5.3.家庭教育の立法-11

6.おわりに-13

6.1.まとめ-13

6.2.今後の課題-13

参考文献-14