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要旨:日本語独特の表現として、擬音語・擬態語は、日本人の日常生活の中でどこにでも見られる言葉である。日常会話だけでなく、雑誌、新聞、文学作品などのコンテキストにおいても広く使用されている。生き生きとした臨場感に溢れ、表現力にも優れているため、文学作品、特に童話では、必要不可欠な言語要素であり、表現効果を上げるという点で大変重要な存在であると考えられる。その重要性が、宮沢賢治の童話にも具現されている。宮沢賢治の作品における擬音語・擬態語は数が多く、形も多様であり、擬音語・擬態語研究の代表的なコーパスと言える。 本稿では、宮沢賢治の童話『貝の火』の擬音語・擬態語の用例を収集し、分類したうえ、その用法を分析し、擬音語・擬態語の用法を明らかにしたいと思う。
キーワード: 擬音語 擬態語 宮沢賢治 用法
目次 中文摘要 要旨 はじめに 1 1. 『貝の火』のあらすじと擬音語・擬態語の定義づけ 3 1.1 宮沢賢治の生い立ち 3 1.2 『貝の火』のあらすじ 3 1.3 擬音語・擬態語の定義づけ 4 2. 『貝の火』における擬音語・擬態語の使用実態 5 2.1 擬音語・擬態語の音韻構造 5 2.2 擬音語・擬態語の統語機能 8 2.3 擬音語・擬態語の文法的機能 9 3. 派生した非慣習的な擬音語・擬態語 11 3.1 賢治特有の非慣習的オノマトペの法則 11 3.2 『貝の火』における非慣習的な擬音語・擬態語 12 おわりに 15 参考文献 16 謝辞 |

